Serj Tankian『Elect The Dead』
2007年10月29日 音楽
System of a Downのヴォーカルが生み出したソロアルバムDAETH
どこまでもサージ・タンキアン。とも言えない。彼を理解している人間などいるのだろうか?
歌詞の内容が抽象的(意味不明ともいう)なものが多いのは予想通りだったものの、ここまでギターにディストーションを加えてバンドの延長にあるような楽曲を作ってくるとは予想外。
ただ、バンドよりかなりメランコリックな作りになっているのはたしか。ピアノ、アコースティックサウンドを取り入れてなおかつ彼の世界が全開の楽曲はやはり数世紀先のもの。
楽曲によっては日本のヴィジュアル系バンド(90年代)のサウンドにちょっと通じるサウンドがあったりする。そういう部分でバンドとの違いを感じるのもまた楽しいところだ。
ここまで主観的にしか語れないアルバムも珍しい。コレは売れるとかもっと売れていいとか語るような次元に存在しない。名曲と思えるかどうか、それ以前に全ての楽曲をどう思うか全てをリスナーに委ねている。歌詞の解釈も然り。
ただ、完全な中毒者である私を魅了するには十分すぎるとだけ断言できる。
前にも書いたリードシングルである?はバンドの楽曲を含めても上位にくるような中毒性を持っている。?もそうだ、サウンドの作り、子供が怯えそうなメロディ。混沌な獄上のロックだ。
?はメランコリックなピアノ・ギターサウンド…と一瞬思うだろう。ただし一瞬だ。一瞬のうちに裏切られるが、またメランコリックで美しいメロディと思ってくる。そしてまた裏切られるのだ。
安心してほしい。?、?は紛れも無くダークサイドに貴方を連れて行ってくれるはずだ。
個人的に?をプッシュしたい。初期はオペラ的彩色で作られたアルバムだった、というのがよく分かる。この楽曲に何を感じる、1人は恐怖と言った、1人は歓喜と答えた。何を感じるか。
?はメタルなのだろうが、ディストーションをかけたギターとピアノといえばそうだろう。だがサージの楽曲である以上ジャンル分けなど無駄だ。
?はミュージカルの一節のような楽曲だ。そして流れで?に行った時点でそろそろ彼は誰なのか分からなくなってくる。?なんてラルクだ。以前まだダークネスが多かった頃の。…なんて侮っていれば一瞬サージが戻る。そこが違いだ。
??を経てステージの幕は閉じる。さて、彼は何者だったかが分からなくなった。という終わりだ。CDプレーヤーのリピート機能をONにしていた人は運がいい。?を聞いて何者だったか思い出すのだ。そしてまた忘れる事になる。運がいいが注意した方がいい、今度は貴方が中毒になるのかもしれないのだから。
忘れていたがアルバムの評価はいちおー☆4.5である。評価すら無駄とも思える反面、名盤とも思える。
例え評価が☆1の人がいようと構わない。いなければ彼の音楽ではないのだ。
どこまでもサージ・タンキアン。とも言えない。彼を理解している人間などいるのだろうか?
歌詞の内容が抽象的(意味不明ともいう)なものが多いのは予想通りだったものの、ここまでギターにディストーションを加えてバンドの延長にあるような楽曲を作ってくるとは予想外。
ただ、バンドよりかなりメランコリックな作りになっているのはたしか。ピアノ、アコースティックサウンドを取り入れてなおかつ彼の世界が全開の楽曲はやはり数世紀先のもの。
楽曲によっては日本のヴィジュアル系バンド(90年代)のサウンドにちょっと通じるサウンドがあったりする。そういう部分でバンドとの違いを感じるのもまた楽しいところだ。
ここまで主観的にしか語れないアルバムも珍しい。コレは売れるとかもっと売れていいとか語るような次元に存在しない。名曲と思えるかどうか、それ以前に全ての楽曲をどう思うか全てをリスナーに委ねている。歌詞の解釈も然り。
ただ、完全な中毒者である私を魅了するには十分すぎるとだけ断言できる。
前にも書いたリードシングルである?はバンドの楽曲を含めても上位にくるような中毒性を持っている。?もそうだ、サウンドの作り、子供が怯えそうなメロディ。混沌な獄上のロックだ。
?はメランコリックなピアノ・ギターサウンド…と一瞬思うだろう。ただし一瞬だ。一瞬のうちに裏切られるが、またメランコリックで美しいメロディと思ってくる。そしてまた裏切られるのだ。
安心してほしい。?、?は紛れも無くダークサイドに貴方を連れて行ってくれるはずだ。
個人的に?をプッシュしたい。初期はオペラ的彩色で作られたアルバムだった、というのがよく分かる。この楽曲に何を感じる、1人は恐怖と言った、1人は歓喜と答えた。何を感じるか。
?はメタルなのだろうが、ディストーションをかけたギターとピアノといえばそうだろう。だがサージの楽曲である以上ジャンル分けなど無駄だ。
?はミュージカルの一節のような楽曲だ。そして流れで?に行った時点でそろそろ彼は誰なのか分からなくなってくる。?なんてラルクだ。以前まだダークネスが多かった頃の。…なんて侮っていれば一瞬サージが戻る。そこが違いだ。
??を経てステージの幕は閉じる。さて、彼は何者だったかが分からなくなった。という終わりだ。CDプレーヤーのリピート機能をONにしていた人は運がいい。?を聞いて何者だったか思い出すのだ。そしてまた忘れる事になる。運がいいが注意した方がいい、今度は貴方が中毒になるのかもしれないのだから。
忘れていたがアルバムの評価はいちおー☆4.5である。評価すら無駄とも思える反面、名盤とも思える。
例え評価が☆1の人がいようと構わない。いなければ彼の音楽ではないのだ。
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