Oasis CD 2005/05/31
1 Turn Up The Sun
2 Mucky Fingers
3 Lyla
4 Love Like A Bomb
5 Importance Of Being Idle, The
6 Meaning Of Soul, The
7 Guess God Thinks I’m Abel
8 Part Of The Queue
9 Keep The Dream Alive
10 Bell Will Ring, A
11 Let There Be Love

私はJ−POPとUKロックの間には埋まりようも無い溝があると思っています。それは「メロディライン」の違いです、違いすぎます。私の感覚で言うとJ−POPとはメロディアスで曲の良し悪しがすぐ分かる、UKロックは単純なメロディラインが多く聴きなれないと暇と感じるかもしれない、といった感じ。
ただUKロックの世界には才能が溢れており、今なおその才能は増える傾向にあります。音楽好きなら聴かないでおくのはもったいなさすぎます、ではドコから聴けばいいのか?
…ぶっちゃけビートルズ聴けば?で終わります(爆
しかし最近のUKロックは進化をとげ、ビートルズとは似つかない曲もたくさんあるわけで(New waveとよばれるジャンルとか)…ではどこらへんから聴けばいいのか考えてみました。coldplay?keane?ストロークス?レディオヘッド?…そうではなく現代UKロックの大御所から聴けばいい!というのが結論です。

そして現代UKロックの超のつくビックネーム、大御所oasisの6枚目のアルバムが発売されました。それでは恒例化しつつある1曲づつのレヴューをば

?あれあれ?!Coldplay!?と思わせるようなイントロ。ただしイントロの頭の部分だけで、サウンド、メロディ、全てがいつもどおりのoasisです。oasisを1作目から聴いてる人間としてはちとつまらいかも、あまりにいつもどおりなので…ただ驚きなのがこの曲を書いたのがいつものノエル・ギャラガーではなくベーシスト、アンディということ。

?原点回帰?ビートルズに聞こえる曲その1、ハーモニカとシンプルなビートサウンド、ノエルの曲にしてはシンプルすぎる…かも。

?このアルバムからの1stシングル、テレビを見てるとけっこう特集されてたので聞いたことある方も多いかと。ノエル・ギャラガーが作りました!と言わんばかりの曲で「Supersonic」「The Hindu Times」といったヒット曲を彷彿とさせる曲。

?ノエルの弟、リアム・ギャラガーの書いた曲。あまり特徴がないように聞こえる…う〜ん…

?西部劇でも始まるかのようなイントロ、カントリーテイストなサウンドとメロディがちょっと新鮮、この曲だけ聴かされたらoasisと一瞬気づかないかもしれません。ノエルからリスナーへの挑戦状かも?

?ビートルズに聞こえる曲その2、UKロックの基礎はビートルズなんで彼らがそういう風に聞こえる曲を作ってもなんの違和感もないのですけどね。感想としてはビートルズ…以上(汗

?サイモン&ガーファンクル(サウンドオブサイレンス、明日に架ける橋、など名曲多数)の曲っぽいかな、アコースティックギターとタンバリンの音がそう聞かせます。リアムの書いた作品

?これも5曲目のようにカントリーっぽさがある曲、しかしメロディラインは美しいです、ノエルっぽさが出てはいない、今回ノエルはイロイロ実験したようですね。

?アンディの書いた曲、ここに来てようやくoasisらしいメロディラインの曲の登場、サウンドはoasisなんですがやっぱりメロディラインはアンディが書いただけあっていつものoasisとはちょっと違いますね。

?ツインギターのうちの一人、ゲム・アーチャーがアルバム中、唯一書いた曲。サウンドはインストゥルメンタルとして成り立つくらいカッコイイ。メロディはフツーかな…

?oasis聞く方にはなつかしいと思えるメロディ、ギャラガー兄弟が交互に歌うのがGood。

どうやらoasisは雰囲気を一新したようです。これからも新作を作るぞ、というのが伝わりました。次のアルバムが出た時にこのアルバムの本当の価値が分かるのではないでしょうか。
…つまり、このアルバム単体としてはそんなに評価できないというのが私の感想です。「Lyla」はイイ曲なのですがそれは今までのoasisの延長上にある曲だから、新しい境地とよべる曲はそこまで良いとは思いませんでした。
ノエルによる壮大かつ感動できるメロディラインを持つ名曲が見当たらないというのが最大の減点材料、前作は3曲程あったのに…。他のメンバーの曲もあまり良くはない…曲作りでノエルがワントップ、oasisはそれでいいのでわ?と思いますね。

と、いうことでUKロックを聴きはじめるならこのアルバムではなく彼らの2ndアルバム「Morning Glory?」からにしましょう、新譜のレビュー書くのやめて、このアルバムのレビューでも書こうかなと思うくらい素晴らしいアルバムです。
極上のメロディラインを持ち、今や曲だけが一人歩きしているという名曲「Don’t Look Back In Anger」、人を惹きつけてやまなかった最大のヒット曲「Wonderwall」、ロックしていてカッコよさが伝わる「Morning Glory」等、名盤と呼ぶにふさわしい最高レベルのアルバムです。

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